【書評】賢者の棘 警視庁捜査一課十一係 (講談社ノベルス)

4.0
書評

こんにちは、fhirooです。

今日も最近読んだ本の書評をお届けしたいと思います。

本日は『賢者の棘 警視庁捜査一課十一係』 (講談社ノベルス)です。

こちらもシリーズものなのですが、警視庁捜査一課十一係シリーズとして刊行されています。
2020年11月時点でシリーズ累計発行部数は68万部を突破している人気シリーズです。

私もこのシリーズのファンで今まで全巻読んでおりますが、全巻衝撃的な展開を迎えており、読んでいてハラハラ・ドキドキしております。

さて、今回ご紹介する『賢者の棘 警視庁捜査一課十一係』の概要は以下の通りです。

刑事・如月塔子の実家に長年届く脅迫状。十円切手が多数貼られた手紙には、刑事だった父・功への恨み言が書かれていた。過激な文面に母の身を案じた塔子は鷹野と共に調査を開始。だが、未解決事件を調べ始めた矢先に捜査一課から招集を受ける。『賢者(ワイズマン)』を名乗る犯人が現場にゲームを仕掛けて、勝敗で被害者の生死を決める凶行に及んだのだ。犯人は塔子を捜査に参加させるよう要求。脅迫状との関連は。残虐な犯人の正体とは!?

引用元:アマゾン商品紹介

今回も起承転結のつながりが素晴らしく、読んでいてハラハラドキドキの連続でした。

物語冒頭で脅迫状に関する話が出てくるのですが、この脅迫状は今回の事件の犯人であるワイズマンと関連があるのか。
塔子の父である功とワイズマンはどういった関係性なのかなどの疑問が最後に一気に解決するラストは圧巻でした。
個人的には予想していなかった展開だったので、いい意味で作者にしてやられたなという感覚でした。

このシリーズも長く続いているので、犯人を断定するまでのパターンが少しマンネリ化してきている感じも多少否めないのですが、それ以上に主人公である如月塔子が刑事として成長速度がマンネリ感を凌駕していると私は感じています。

シリーズ愛読者はぜひ読んでみてください。
このシリーズを読んだことがない方はぜひシリーズ一作目である『石の繭』を読んでみてください。

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