こんばんは、fhirooです。今日は最近読んだ本についてご紹介したいと思います。
コンテナ物語という本をご存知でしょうか?
前段:本ブログの読書パートで提供したいこと
この本、めちゃくちゃ分厚いです。(約3cm、ページ数:449)
すべての文字を読むのは正直大変です。ただ、物語の流れを理解するだけでも価値があると感じています。
書評ブログはこの世に数多も存在するので、私が提供できる視点を考えてみました。それは今現在ビジネスの最前線で戦っているビジネスマンとして、この本を読んで明日からどう行動を変えていけば良いのか?この視点につきるのではないかと思うのです。
ところで、皆さんが本を読むきっかけ、取り分けビジネス書をお読みになる動機って何でしょうか?
以下にhontoが行なったアンケート結果をご参考までにお見せします。
ビジネス書を読む理由としては私と同年代である30代にフォーカスすると、自分自身のできることを増やしたい、仕事に必要な知識を増やしたいといった理由からビジネス書を読んでいるということが理解できます。私も一人のビジネスマンとして、とても共感できます。仕事でできることや知識が増えると単純に面白いですし、何より自分の仕事が誰かに貢献できていると考えると何だかワクワクしますよね!
上記に加えるならば、自分を変えたいとかもっとこうなりたい!という想いがあって本を読む方も多いのではないかと思います。(かくいう私もそうなのですが・・・)そういった自分がなりたい姿に近づくために、ビジネス書を手に取ってみるという方も多いのではないかと思います。
自分自身のできることを増やしたい、仕事に必要な知識を増やしたい、自分を変えたいと思っているビジネスマンの皆さんに、この本のどういうところを読んで、明日からどういう行動を取っていけば良いのかを私なりの解釈でお届けできれば、このブログを読んでくださっている皆さんのお役に立てるのではないかと思ったのです。私も日々の仕事で色々悩んでいるその辺にいるビジネスマンです。本を書いて出版するような偉い人でもないですし、普通のビジネスマンの感覚で、この本のこういうところを読んで明日からこういう行動をしてみると良いんじゃないでしょうかという視点をご提供できればと思います!!
【簡単まとめ】ビジネスマンとして刺さったところ
ズバリ、イノベーションは1日にして成らずです。詳細は割愛しますが、(何せこの本は分厚いので詳細に入るとマニアックな内容になる)今までバラ積みが常識だった輸送業界にコンテナというイノベーションがもたらされたのは今から60年以上まえのこと。しかも運用開始当初はバラバラな規格で運用されていたコンテナを一つの規格に統一するにも船会社の間やJISの中でスッタモンダの大騒ぎ。コンテナというイノベーションが如何にSCM業界で定着していったのか?その歴史を知ることができるというのはビジネスマンとして面白いところでした。
二点目は計画とか分析はある程度の未来は見せてくれるが、現実は自分達で創っていくものであるというところです。コンテナを巡って色んな分析や計画が立案されていくのですが、本当に色々な予想外が起きます。面白いぐらいに予想外だらけです。。計画の価値って何だっけと思った程です。
その予想外をどうマネージしていったのか?そこを辿れるというところに本書の大きな価値があると思いました。
明日からこうしてみませんか?
コンテナというイノベーションが定着するまでどういった過程を経て定着していったのか、そこから演繹的にご自身が所属されている業界にイノベーションが起こった際にどのようにそのイノベーションを扱えば良いか想定しながら、日々の仕事を行なっていくということができると思います。私の例で言うと、自動車業界でコンテナ級のイノベーションが起こった際に、どういった過程を経てこのイノベーションを定着させていくのか、コンテナの例を引き合いに仕事に取り組むことができます。ちょっと大きすぎてピンとこないところもあると思いますが、身近なところで何か変化が起こった際には周りがどういう反応を示して、どういう手順を踏めば新しい変化が定着するか理解することができます。
また、分析や計画の限界についても本書である程度理解できるのではないかと思います。予想外が起きた際にどう対応していくか?過去のデータ分析から予測できることや人間が想像できる範疇なんて本当に限られています。こういったところに拘泥せず、起こった現実に如何に柔軟に対応していくか?ここに尽きると思います。個人の人生においても、当初の計画と違うことが起こるという状況は想定されます。当初の計画に拘泥されずに、起こったことに如何に臨機応変に対応していくか?そこが大事なのではないかと思います。
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